信用取引には注意せよ!

株取引の一種だが、借金に他ならない


株取引のバリエーションを増やしてくれる信用取引は、大変有効な株取引手法だとされています。近年では個人投資家などが比較的安全に運用できるよう、制度面や運用面において使い勝手が向上してきており、その間口は広がっている状況です。
しかし一方で、信用取引は証券会社から運用資金や株そのものといった有価物を借用して行われる取引であるため、構造的には金融会社などからする借金と同じだという点には、注意を払っておく必要があります。当然、信用取引にも借金する際にかかる金利などの諸費用を負担する必要があるため、長期的に信用取引における建玉を保有することは、それだけでコスト的な負担が増加してしまうということになります。


理論上損失に制限が無いという点は念頭に置いておく


また、信用取引により多額の借金を抱えてしまい、身を崩してしまったという人の話を耳にすることが少なからずあります。実際、個人投資家が信用取引の失敗で大きな債務を抱えてしまうためには、普通では考え付かないような無謀な取引でもしない限りはありえませんが、それでも損失が増える可能性については、十分想定しておく必要があります。
そもそも信用取引における空売りは、理論値では利益に上限がある一方、損失は無制限です。一般的には追証が一種のセーフティロックとして、多額の損失に至るのを阻止してくれますが、構造上は多額の借金を抱えてしまう状況もあるという点は念頭に置いて取引を行う必要があります。一歩ずつ歩を進めるたびに、石橋を叩いて確認する程度の注意深さは必要です。